ドッグフードの知識

 

日本国内では一般的な犬のご飯といえば、ドライフードです。

 

ただ、ドライフードといっても非常に多くの種類があり、愛犬に合ったものを選ぶだけでも一苦労することが良くあります。

そこで、ドライフードの選び方について、いくつかのポイントをお話します。

 

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原材料

ラム&サーモン65%(ラム15%、サーモン15%、乾燥ラム肉12%、乾燥サーモン12%、ラム脂肪8%、ラムグレービー2%、サーモンオイル1%)、ジャガイモ20%、ヒヨコ豆、アルファルファ、ミネラル、キクイモ、トマト、タイム、マジョラム、オレガノ、パセリ、セージ、ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー、黒スグリ、エルダーベリー、チョークベリー、サジー、リンゴ、ニンジン、ホウレン草、ラビッジ、ローズヒップ、カモミール、オオアザミ、ペパーミント、キンセンカ、イラクサ、サンザシ、タンポポ、高麗人参、アニス、コロハ、マンナンオリゴ糖(プレバイオティクス)、フラクトオリゴ糖(プレバイオティクス)、ユッカシジゲラ抽出物

 

 

成分

粗タンパク質:30.0%以上、粗脂肪:18.0%以上、粗繊維:3.0%以下、粗灰分:10.0%以下、水分:8.0%以下

 

 

原材料と成分表

 

ドライフードを選ぶ際に必ず確認しておきたいポイントは、「原材料と成分表」です。

 

フードを宣伝するサイトでも、長々と書かれている売り込み文句は読まずに原材料と成分表を探します。

 

重視する点は原材料欄の真っ先に書いある項目です。

上記のフードには「ラム&サーモン65%(ラム15%、サーモン15%、乾燥ラム肉12%、乾燥サーモン12%、ラム脂肪8%、ラムグレービー2%、サーモンオイル1%)」とあります。

 

この一番最初に表示をされているものが、そのフードに最も多く含まれている原材料です。

そして、それに続く原材料の量が二番目、三番目に続いています。

 

この一番目に例えば穀類(トウモロコシや小麦粉)、米、ジャガイモ、などの炭水化物類が占領している場合、肉食動物に近い犬にとっては好ましくありません。

 

動物性の良質なタンパク源にこだわっている製造会社は、この一番目に生肉の名前を記載し、さらに、それらの動物を何%使っているのか公表してます。

 

原材料の最初に「チキン」と書いているが「%」が記載されておらず、原材料の欄に「植物性分離タンパク」などという物が載っていたら、成分表のたんぱく質の%に植物性タンパクも含まれているので要注意です。(植物性タンパクはグルテンである可能性も高いです。)

 

 

好ましくない肉類

動物性ミールやエキス、パウダーは畜肉副産物ですので、肉でない不明な部分が使用されているのでお勧めできません。

 

「動物性脂肪」という原材料も要注意品です。何の動物のどの部分の脂肪から取った脂肪なのかわからないので怪しいです。

 

他にも、原材料内にアミノ酸の名前が連なっている場合は、使用している肉類の質が悪いからという判断をすることが出来ます。

 

注意点として、加工された栄養素の消化吸収率は生に比べて下がりますので、フードに含まれるタンパク質や脂肪は、特に質の良いものでないと栄養素としての役割は果たし辛いです。

 

 

酸化防止剤の注意

酸化防止剤のBHA、BHT、エトキシキンの様なものは発がん性があると言われています。

「使用料は少量であり病気になる可能性は低い」という人もいますが、少量でも数ヶ月、数年と食べ続けたときに、 体に害を与えない保障はないのが事実ですので、できれば摂取させない方が良いでしょう。

 

 

最後に

どんなに高品質のフードでもドライ過ぎる難点を抱えてます。脱水症状を切っ掛けに様々な疾病が発症するケースが多いので、ドライフードを与える場合は、十 分な水分を餌からも補給できる様に、スープの様なものを十分含ませて与えることをお勧めします。